運命の花

貴方の香りがまだ残ってる
いつの間に移っていたのだろう
紫煙と逆光の中に立つ
姿をずっと見ていたかった


好きすぎて
目の前に行くと言葉は音を無くす


離れてた時間はあたしに現実を突き付けて
もう一度逢えた運命の花を咲かす事が出来なかった



春の風が優しく吹き抜ける
瞬間に溢れ出す涙さえ
貴方は知る事は無いのでしょう
互いになにも知らないの


愛しくて
貴方の言葉繰り返し刻み込んだ


想い続けた日々はやがて灰となって空に浮かぶ
いつか薄れ行くけれど大切だったんだよ
気がつけば短くはない時間が流れてたね
違う形で出逢っていればこの目を見てくれたの?



もう逢わないよ
もう逢いに行かない
もしもまた巡る事があれば
それはもう運命、なんじゃないかな?



少し大人びた横顔を見て泣きそうになった
訊きたい事は沢山あったけれど音に成らず
ただ貴方がこうして空の色を見つめてる
それだけで救われた気持ちに成れるから



離れてた時間はあたしに現実を突き付けて
想い続けた日々はやがて灰となって空に浮かぶ



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